第36回「ジメジメの季節、家を快適にするヒント」
こんにちは、空間×工務店です。
今年も梅雨の季節がやってきましたね。高崎でもすっかり空がどんより、雨の日が増えてきました。毎年この時期になると、「洗濯物が乾かない~」「なんだか部屋がジメジメする...」という声を多く聞きます。ちょっと気分も下がりがちになる季節ですが、だからこそ"おうちの中だけでも快適に"過ごせたら嬉しいですよね。
そんな梅雨時期に気になるのが、「湿気」。
普段あまり意識しないかもしれませんが、湿気はお住まいにとって実はとても大きな影響を与える存在なんです。
たとえば、湿気がたまりやすい場所にカビが発生したり、ダニが繁殖しやすくなったりするのは、みなさんもご存じかと思います。目に見える被害が出ると「わっ」と思うのですが、実は見えないところ----例えば壁の中や床下などでも、湿気が原因で木材が腐食してしまうことがあります。
これが進行してしまうと、住まいの寿命を縮めてしまう原因にもなりかねません。
じゃあ、湿気対策ってどうすればいいの?というと、実は"家づくりの段階から意識する"ことが大切です。
たとえば、風の通り道を考慮した間取りにすることで、空気が自然に流れるようになります。窓の配置や高さ、通風の取り方など、設計の段階で工夫できることがたくさんあるんですよ。
また最近では、調湿機能のある建材も増えてきました。たとえば壁に使う内装材に「珪藻土(けいそうど)」や「漆喰(しっくい)」などを選ぶことで、室内の湿度を程よく保ってくれるんです。
こうした素材は、湿気が多いときには吸って、乾燥しているときには放出するという"呼吸する素材"とも言われていて、梅雨や冬の乾燥時期にも効果を発揮してくれる優れものです。
そして、室内干しスペースを確保するのも人気の工夫のひとつです。
最近は、脱衣所の天井に物干しを設置して「ランドリールーム」として活用される方も多いですね。さらに除湿機や浴室乾燥機と組み合わせれば、雨の日でも安心して洗濯できます。
実際に家づくりのご相談を受けていると、「梅雨の時期がストレスにならないようにしたいです」という声をよくいただきます。そうしたお客様の想いに寄り添って、私たちも間取りの工夫や素材の提案をしながら、快適な住まいを一緒につくっています。
季節の変化を楽しみながら暮らせる家って、やっぱりいいなぁと思います。
梅雨の時期も、「この家だから快適に過ごせる」と感じてもらえるような、そんな住まいをこれからも届けていきたいです。
お住まいのことで「ちょっと聞いてみたいな」と思うことがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。