第19回「夢実現×マイホーム」のための"テーマづくり"

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家づくりは一生に一度の大きなイベントです。
「夢のマイホームはどんな家にしようか?」と考えるのはとても楽しい時間ですよね。
しかし、 #家づくり について調べ始めると果てしない数の素敵な投稿が出てきて
混乱してしまうお客様も少なくありません。
これもいい、あれもいいと悩み選定していった結果、ごちゃごちゃのテイスト、
使いづらい導線、、、そんな落ち着かない家になってしまう可能性も・・・

一生に一度の大切な家づくり。そんな失敗を回避し、
夢を実現させるため、まずはしっかりと"テーマ"を決めてから
マイホーム計画に取り組まれてはいかがでしょうか。


◆ライフスタイルを考える
まずは自分や家族のライフスタイルを確認しましょう。
家は生活の拠点であり、快適に過ごすためには
ライフスタイルに合った家づくりが必要になります。
例えば、アウトドアが好きならキャンプギヤなどの収納が容易にできること、
料理が趣味ならワークトライアングルやキッチン性能を重視した家、
大家族なら広いリビングや収納が多い家など、
"ライフスタイルに合ったテーマ"を考えてみましょう。

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◆趣味を反映させる
家族の好みや自分の趣味をテーマに反映させることで、
より満足度の高い家を実現できます。
収集が趣味なら南の日差しを避ける部屋の配置や、
音楽好きなら防音室など。
インテリアやデザイン要素、カラースキームなど、
自分らしい"家づくりテーマ"を考えてみてください。

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◆未来を見据える
家は家族の歴史をつくるもの。
将来の変化やニーズを考慮して"テーマ"を選びましょう。
例えば、将来的に家族が増える可能性や仕事の変化、
リモートワークの必要性もあるかも知れません。
または将来必要になるかも知れない家具や家電などの
配置から間取りを考えてもいいでしょう。
スロープや広い間口の確保なども視野に入れるといいでしょう。
今後の未来の暮らしを"想像してテーマを設定"しましょう。

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◆環境と共に
昨今、環境にやさしい家づくりが注目されています。
太陽光を取り込み易い屋根の計画、蓄電システムなどエネルギー効率の高い家や
断熱性能の高い家、はたまた環境にやさしい材料の選びなど、
"環境に配慮したテーマ"を検討し持続可能で「サステナブル」な家を作り上げましょう。

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◆アイデアを収集する
雑誌やウェブサイト、SNSなどから家つくり"テーマ"のヒントを得ることも大切な作業です。
家つくりの先輩たちが"どのようなテーマで家づくり"をしているかを参考にして、
自分のイメージを具体化させましょう。
最近では、Instagramのリール動画やtiktokなど手軽に得られる情報が沢山あります。
写真や動画があると造り手にも伝え易いです。大切なコミュニケーションツールになるので
気になったものはスクショ保存しておきましょう。

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◆予算を検討する
ライフスタイルから"テーマ"を考えても現実的には予算を考慮する必要があります。
"予算に合わせたテーマ"を選ぶことは、夢のマイホームつくりに大切な作業です。
もしかしたらオーバースペックになっているかも!?
コストを抑えるための"Bプラン"などの検討も必要になるかも知れません。
その時は遠慮せずにプロに相談しましょう。
コストを抑えた素材のご提案や、DIYのコツを伝授いたします。

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最後に、家づくりは決めることも多く大変な作業です。
しかし一生に何度とない重大な作業です。後悔の無い様、専門家の意見も聞くことをおすすめします。
慎重に"テーマ"を選び、計画的に家つくりを進めましょう。

どうぞ私共に"テーマ"選びからご相談ください。
時には第三者的な目線からアドバイスも役に立つかも!?
もちろん住宅のプロとして、家づくりの先輩としてアドバイスさせて頂きます。



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TEL:027-384-4670
URL:https://www.kuukan-koumuten.com/

第18回「ペット・ファースト」の家づくり

愛らしい姿で常に私たちを癒してくれるペット達。
ペットといっても種類も豊富、みなさんはどんなペットと暮らしていますか?

そこで今回は "ペットと共に暮らす家"!
犬と猫を中心に"家づくり"を考えていきたいと思います。

あなたは犬派ですか?猫派ですか?

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"ストレートな愛情表現を武器に人々を癒してくれる犬"と、
"気まぐれだけど時に甘え上手でツンデレが魅力な猫"と、
どちらも可愛くて飼い主にとってはどちらも大切な家族であり、パートナーです。

ずっと一緒に暮らせるように、ペットにとって快適な環境をつくってあげたいものです。

健康や安全に配慮することはもちろん、室内でも伸び伸びと暮らせる様、
先ずはペットの特性を考慮し、安全に配慮し何が必要かを考えてあげましょう!

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まずペットの"基本的な性格"について皆さんは何を思い浮かべますか?
犬は人懐っこく愛情表現豊かで運動好き、猫は高い所や狭い所が大好きで単独行動を好みます等々・・・

犬も猫も好奇心が強く遊び好きで動くものを追いかけたり、捕えようとする習性があります。
急に走り出したりするので怪我をしない様に配慮してあげる事も必要です。
滑り易いフローリングは股関節を痛めることもあるので、床はペット用のフローリングにしたり、
柔らかくて張り替えの利くクッションフロアにするのもいいでしょう。

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モノを出しっぱなしにしていると、ぶつかって怪我をする可能性もあるので、広いスペースを保つために、
床にモノを置かない設計や十分な収納スペースを心掛けたいです。
またどちらも警戒心が強い生き物です。
犬は縄張り意識が強く、猫は防衛的、人間と一緒で安心できる自分だけの居場所(パーソナルスペース)をつくってあげるのも必要な事です。

飼い主への依存度の高い犬は家族の集まる場所の一角にパーソナルスペースを作ってあげると安心します。
猫は排泄を見られることを嫌うので、人の目に触れづらい場所にトイレを設けることが猫のストレスを減らすでしょう。

犬も猫も清潔好きですのでパーソナルスペースはいつも綺麗にできる様な間取りや工夫をしましょう!

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また犬は外で遊んで帰ってきた足を洗うための洗い場の設置や、それらを行い易くするためのイスや架台の設置、高い所を好む猫の為のキャットウォークや、高所に移動するための飾り棚を兼ね備えたステップ等。

日々の行動パターンを思い出しながらゾーニング計画をするといいでしょう。

一度コンセプトが明確になれば、それに沿った具体的な計画を進めていくことが可能となります。

たとえば「ペット・ファーストの家」
ペットが幸せなら人もうれしい!
"みんなが安心して暮らせる機能が充実した空間!"

いかがでしょう?家づくりに必要な要素が見えてきませんか!?

家つくりに正解はありません。

ペットの種類、大きさ、飼い主の生活パターンなどによって、その答えは千差万別です。
ペットそれぞれに個性や性格があり、その違いを理解し尊重することは、幸せな共生に欠かせません。

人間のエゴと思い込みを押し付けない家づくり。

ペットに最適な環境を提供し、ストレスを最小限に抑えることで、生活の質を向上させることができます!

お互いが安心して過ごせる家づくりをしましょう!

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第17回 「一生涯コスト」って知っていますか?

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「家を建てるのに、どれくらいのお金がかかるんだろう?」
「月々どれくらいの返済なら無理なく生活できる?」
「頭金はいくら用意したらいいの?」

家づくりをするうえで、切っては切れない『お金』の話。
昨今の物価上昇や、光熱費やガソリン代の高騰もあり、漠然と不安を感じてしまいますよね。

実は家にかかるお金は建築費だけではありません。
家にかかるおおまかな費用としては
●土地の購入費用
●建築費用
●諸経費
●家を建てたあとからかかる費用
があります。

ここで今回考えていきたいのは"家を建てたあとからかかる費用"=『一生涯コスト』です。
念願のマイホーム。住み続けることで、光熱費やメンテナンスコストは必ずかかってきます。
そのため、私たちが大切にしているのが『一生涯コスト』。


これまで多くのリフォーム経験の中で、築10年や15年といったローン返済中の時期でも、
住まいのメンテナンスや修繕費に多額の費用が発生しているお客様をたくさん見てきました。

「建築時からもっと耐久性の高い素材や施工方法を選んでいたら...」
「もっとメンテナンスコストの低い設備を選んでいたら...」

リフォーム現場で何度もそんなお声を聞いてきたからこそ、
私たちは「光熱費を抑えられる高性能な住まい」
「耐久性が高く・メンテナンス費が抑えられる住まい」をご提案しています。

毎日開催中の無料個別相談会でも、そんな『一生涯コスト』を考えた家づくりについてお話しています。
漠然とした家づくりのお悩み・質問にも何でもお答えしていますので、お気軽にご相談ください。
詳しくはこちらから。

第16回 防犯対策で、狙われにくい住まいづくり

昨今、空き巣や居空きなどの侵入窃盗が増加傾向にあると言われています。
警察庁のデータによると、2019年、住宅を対象とした侵入窃盗被害件数は、28,936件にものぼりました。
これは1日あたりに換算すると約79件もの住宅窃盗被害が発生していることになります。
また、侵入窃盗の発生場所別認知件数は、一戸建住宅が43.9%と最も多くなっています。

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家族みんなが安心・安全に暮らすために、防犯対策の強化として具体的に
どのようなことができるのか、今回はご紹介していきたいと思います。

○センサー付き照明とタイマーの活用
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センサー付き照明とタイマー機能の活用についてご紹介します。
まず、明るい照明は警戒されるため不審者を寄せ付けにくいです。
家の周囲や玄関、庭などにセンサーライトを設置することで、
人等を検知した際照明が点灯し、不審者の侵入を防ぐことができます。
製品によっては警告のためのフラッシュ光機能搭載の照明もありますので、
新築住宅の照明計画の際はぜひいろいろな製品を見比べてみてください。

また、外出時にはタイマースイッチを活用しましょう。
定期的に照明を点灯させることにより、在宅しているような印象を与え、
家の防犯効果を高めることができます。


○鍵とドアのセキュリティ強化
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次に、鍵とドアのセキュリティ強化についてご説明します。
防犯対策の基本ともいえる戸締り。侵入窃盗の役6割は
空き巣と言われています。
施錠をしっかりとすることで犯罪に巻き込まれるリスクを
グッと減らすことができます。
現在多くご採用頂いているスマートキーの玄関ドアであれば、オートロック機能のため
施錠を忘れるという心配がなくなります。
また、スマートキータイプの玄関ドアは鍵穴が見えない仕様のものが多いため
ピッキング対策にも効果的と言われています。

次に、頑丈な鍵の取り付けの重要性について。
特に玄関や勝手口など、侵入しやすい箇所には防犯性の高い鍵を選ぶことをお勧めします。
また、ドアや窓の補強には、防犯フィルムや補助錠の取り付けなども効果的です。
これらの対策により、不審者からの侵入を防止することができます。


○監視カメラとセキュリティシステム
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さらに、監視カメラとセキュリティシステムの
活用についてお話しします。
近年では、高性能な監視カメラや
セキュリティシステムが普及してきました。

家の周囲や重要な出入り口に監視カメラを設置することで、
24時間体制での監視を行うことができます。
また、セキュリティシステムにはセンサーやアラームなどが組み合わされており、
不審な動きがあった場合抜群の効果を発揮します。
しかし、実際にこれらのシステムを導入するのは少しハードルが高いイメージがありますよね。
そういった方には"ダミー型の監視カメラ"もオススメです。
録画機能はありませんが、抑止力としては効果的だと言えます。
ただし、万が一のことを考えるとやはり、本物の監視カメラや
セキュリティシステムを導入することをオススメいたします。


○近隣との協力と防犯活動の参加

最後に、近隣との協力と防犯活動の参加についてご紹介します。
個人的には、最も重要ではないかと思うポイントです。
日頃から地域の防犯パトロールなどの活動に参加することで、より安全な環境を築くことができます。

また、ご近所との連携を図り、不審な人物や出来事について情報を共有することで、
犯罪の予防や地域全体としての防犯意識を高めることができます。
このように日頃からご近所の方と交流しお互いを認識することで、
いざという時に助け合うことができます。
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まだまだ防犯対策を考え出すときりがありませんが、
これらの対策を組み合わせることで、
より安全な居住環境を実現することができますので、
できることから少しづつ取り入れていきましょう。


空間×工務店ではこの他にも様々な防犯対策のご提案や導入支援も行っております。

安心して快適な住まいづくりをサポートするために、
いつでもお気軽にご相談ください。

個別の無料相談会も開催しておりますので、
お気軽にご参加くださいね♪
(もちろん、無理な勧誘等は一切行いませんのでご安心ください)



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第15回 スマートホームで暮らしを豊かに

"スマートホーム"という言葉を近年耳にすることが増えてきましたよね。

「何ができるのかよくわからない」「お金がかかりそう」「難しそう」
そんなイメージをお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

"スマートホーム"とは、家電や設備をインターネットでつなぎ、
自動化や遠隔操作が可能な住まいのとこを指します。
この記事では、
これからの住まいとして脚光を浴びるスマートホームの魅力と、
実践方法について詳しく解説します。


【スマートホームの魅力】

スマートホームの最大の魅力は、生活が便利で快適になることです。
例えば、照明やエアコンの自動制御、ドアの自動施錠など、
多くの機能が自動化されることで、家庭内の小さなストレスが軽減されます。
さらに、遠隔操作が可能なため、外出先からでも家の様子を確認したり、
家電の操作ができるので、より安心で快適な暮らしを実現できます。
昨今では出先からのエアコンの操作やお風呂の湯沸かしのCMなども
流れ、IOTがより身近になってきましたね。
しかしいざ自分の家に導入するとなるとハードルが高いと感じる方も
多いのではないでしょうか。
そこで次に、実際に導入するためには、という部分についてお話していきたいと思います。

【スマートホームの実践方法】

スマートホームにするためには、大きく分けて3つのステップがあります。
①家庭内のインターネット環境を整える
②スマート家電やIOT機器を購入
③これらを連携させるためのハブやアプリを使って一元管理

新築の場合は、
設計段階からスマートホーム機能を盛り込むことをお勧めしております。
なぜなら、導入機器に応じたコンセント位置や配線等を
検討する必要があるからです。

また、既存の住宅でも、
段階的にスマート家電やIOT機器を取り入れていくことで、
スマートホーム化を進めることができます。

導入のためのステップを見てみると意外と簡単かもしれない・・
と思っていただけたのではないでしょうか。
環境さえ整えば、声だけで照明がついたり買い物ができたり、
生活の質がグンと上がりそうですよね。
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【スマートホームの最新技術】

2023年のスマートホームでは、
人工知能やVR(仮想現実)技術が注目されています。
AIを活用した家電やシステムでは、住まいの状況を把握し、
最適な運用方法を提案してくれるため、
更なる快適さや省エネ効果が期待できます。
例えば、洗濯機と組み合わせれば、自動的に洗濯方法を設定してくれたり、
気温や天候から自動的に最適な方法を提示してくれるなんてことも。
また、VR技術はインテリアデザインや家具配置のシミュレーションに
活用されることで、理想の住空間を実現しやすくなります。

一見すると便利でメリットしかないスマートホームですが
もちろんデメリットもあります。
次は導入に関わるメリットデメリットについてお話していきます。

【スマートホーム導入のメリット・デメリット】

メリットとしては、今までお伝えしたように生活の便利さ向上、セキュリティの強化、
節電、介護・福祉分野への応用、医療情報の一元化、災害対策などが挙げられます。

デメリットとしては、導入コスト、サイバーセキュリティの懸念、
プライバシー問題、技術の進化に伴うアップデートや
機器の交換が必要になる場合があります。
スマートホームにする以上、家電に通信機能を持たせることとなるため、
ハッキングなどのリスクを考慮しておく必要があります。
そのため、定期的に使用するデバイスのアップデートやパスワードの変更を行うなど、
セキュリティ対策についても考える必要があります。
上記を考える上で、一定のITに関する知識も必要となるため、
そこもデメリットの一つといえるかもしれません。


【スマートホームで快適な生活を】

スマートホームは、便利で快適な生活を実現するための
最先端技術が詰まった住まいです。
インターネット環境を整え、スマート家電やIOT機器を導入することで、
自動化や遠隔操作が可能になり、快適な生活が手に入ります。
また、これからのスマートホームはAI技術や5G通信の普及などの
要素も加わり、より賢い住まいが実現されるでしょう。

ただし、スマートホーム導入にあたっては、
デメリットも考慮し、自分たちの生活に必要なものを
見極める必要があると私は考えています。

最先端の技術を活用して、新しい生活スタイルを実現するスマートホーム。
導入を検討している方、導入したいけど不安な方、
気になっているけどよくわからないから相談したい。
随時相談会を開催しておりますので、ぜひご連絡くださいね♪



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第14回 お家のカラーコーディネートを失敗しないために

家づくりをする時に、壁や床の色に迷われる方が多くいらっしゃいます。
注文住宅の大きな特徴は、ご自身で床や壁材などの内装を自由にアレンジできることです。
自分好みの内装や家具に囲まれた暮らしを想像するとワクワクしますね。

昨今SNSやネット上では家づくりに関する多くの情報が溢れています。
素敵な内装の情報も多く、「これもいい」「あれもいい」と詰め込みすぎて
騒がしい内装になってしまったり、他のお家と比べ「これでよかったのかな・・」と
頭を悩ませてしまったり・・・

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大切なお家づくりだからこそ、後悔しないための2つのポイントについて
お伝えしていきたいと思います。

1つ目のポイント
≪家全体のイメージを決める≫

まず暮らしたいお家の雰囲気やイメージがぶれないように
ある程度テイストを固めることが大切です。

<主なお部屋イメージの例>
●ナチュラルスタイル
 自然の風合いを活かし、部屋全体を白やベージュを基調とした
 明るめの色でコーディネートし、くつろぎ感のあるスタイル

●モダンスタイル
 現代的な無機質かつ直線的なインテリアをコーディネートし、
 洗練されたイメージを演出するスタイル
 
●インダストリアルスタイル
 コンクリートや金属などの無機質なアイテムを多様、素材そのものが持つ
 無骨で無作為のカッコよさを味わうスタイル
 
●シャビーシックスタイル
 ホワイトをベースに少しグレーかかったような淡く優しい色を使用し、
 使用感のあるアンティーク加工、エイジング加工をすることで使用感を出すスタイル

上記以外にも、様々なスタイルがあります。
ぜひご家族の好きなスタイルを探してみてはいかがしょうか。


2つ目のポイント
≪ベースカラーを決める≫

部屋のイメージを決めたら、次にベースカラーを選択していきます。
ベースカラーとは、壁や床といった大きな面積を占めるものの色のことです。

リビングダイニングや水まわり、寝室など、空間の役割によって
カラーコーディネートの考え方は変わります。
今回は、リビングダイニングと寝室について検討してみましょう。

■リビングダイニング
 1つ目のポイントでお伝えしたスタイルが固まっていれば、
 必然的に選ぶベースカラーが決まってきます。
 例えば、ナチュラルスタイルだとウォルナットのような重厚感のある濃い色の床材より
 メープルのような明るい色の床材の方がよりナチュラルな雰囲気に仕上がります。
 反対に、モダンスタイルがお好きな方はウォルナットのような濃い色の床材もオススメです。
 但し、家全体の雰囲気にばかり囚われず、メンテナンスのしやすさなど
 実際に暮らした後のことを想像しながら検討することが非常に大切です。

■寝室
 寝室は1日の疲れを取る、リラックスできる空間にしたいものですね。
 刺激が強いカラーは眠りを妨げる恐れがあるため、穏やかなカラーや
 落ち着きのある暗めのカラーで統一させることがポイントです。
 赤色は交感神経を刺激し、脳が活発になることから、
 寝室のベースカラーとしては避けた方がいいと言われています。
 赤色が好きな方は小物をアクセントとして使うなど、上手に取り入れましょう。


以上、お部屋のイメージ・ベースカラーをお伝えしましたが、お部屋の空間づくりは
インテリアや小物・照明など、こだわるポイントが多岐に渡ります。
カラーコーディネートには「絶対にこうしなければならない」といったルールはありません。
正解がないからこそ、自分たちの理想の暮らしを叶えるトータルコーディネートを
見つけていただければと思います。

空間×工務店にはインテリアの資格保有者やコーディネーターも
在籍しておりますので、家づくりの際にはいつでもご相談に乗らせていただきます。
ぜひ、お気軽にご連絡くださいね♪


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第13回 日々の生活から風水を考える

今回は日々の生活から簡単に取り入れやすい風水をご紹介します。


「『陽』を取り入れ、明るい玄関に」

玄関は人だけでなく、自然界のあらゆる気も出入りする場所と考えてください。
換気により新鮮な空気を家の中に入れるのも大事なことです。

明るいイメージにするためには、お掃除も丁寧に、綺麗を保つ必要があります。
いらないものは片付け、下駄箱にしまう癖をつけましょう。
家族全員のその日履いている分の靴だけを出しておくように、心がけるのもいいですね。

間接照明などで明るい雰囲気を演出するのもいいでしょう。
明るい玄関には観葉植物や花も似合いますから
お客様を迎えるにも雰囲気がよく見え、お互いに気持ちよく過ごせますよね。

スペースに応じて、少し大きめの「シンボル・ツリー」となるような観葉植物を置くのも
運気アップへとつながりますのでお勧めです。


「家族が集まるリビングとダイニングはすっきりと居心地の良い空間へ」

寝室の次に長時間過ごすリビングとダイニングは、「明るく暖かい」という居心地の良さを大切にしたい場所です。

家具・インテリアもごちゃごちゃさせず、整理整頓することは居心地の良い空間へとつながります。
色も明るいトーンの色味で統一させるのもいいですよね。

ダイニングを「独立した空間」として仕切るのではなくリビングやキッチンとつなげ、大きな一つの空間にすることによって
家族とのコミュニケーションを取りやすい、それもまた風水ではとても良いとされています。

家電製品も多い場所ですので、観葉植物を置いてグリーンを積極的に取り入れれば
さらに落ち着いた雰囲気を演出できるでしょう。


「寝室のベッドの位置を考える」

1日の3分の1を過ごす寝室。
寝室は平均的に8時間、意外と長い時間いる場所です。
のんびりとリラックスしたり、実際に睡眠をとったりと、一番無防備な状態で過ごす部屋です。

ですが何もせずいる時間が多い部屋だからこそ、暗い雰囲気の部屋になりがちです。
暗く悪い気からの影響を受けないために、寝室もまた雰囲気のいい寝室作りを心がけましょう。

寝室で重要なのはベッドの位置です。
ドアを開けてベッドが見える位置にあるのは風水ではよくありません。
ベッドの移動が可能なら、ベッドを壁にぴったりとつけて、ドアの対角の位置に動かしてみましょう。

隙間を「強い気が通る」ともされ、隙間を作ることはよくありません。
デリケートな方ですと、眠りが浅くなったり、睡眠時間が短くなったりすることもあるようです。
質のいい睡眠をとるためにも、ベッドの移動を考えてみましょう。

とはいえ、スペースの都合上、ベッドの位置をドアから見えないところから移動できない方もいるでしょう。
その時はベッドとドアの間にスクリーンやパーテーションを置くことも有効です。
のれんや間仕切りカーテンを設置するのもいいでしょう。

マンションなどで、柱や梁の出っ張りが部屋の隅に現れている壁刀(へきとう)がでている部屋があります。
この壁刀(へきとう)が悪い気を発しているといわれています。

できればこの柱や梁部分を避けてベッドを置くようにしてください。
こちらもカーテンで隠すのも有効です。

以上、家づくり後でも日々の生活から簡単に取り入れやすい風水今回は玄関、リビング、寝室をご紹介しました。
家族の安心の場所としてこれからも長く過ごす家なので、少しでも気持ちの良い空間にしたいものです。


・暗い玄関はNG。
換気をして風通しに気をつけ、照明で明るく。
お掃除と片付けでキレイを保つこと。

・玄関には、「陽」を意識して少し大きめの
「シンボル・ツリー」となるような観葉植物を
置くことで運気アップ

・リビング、キッチン、ダイニングは一つの大きな空間に。
家族とのコミュニケーション◎
明るく暖かな雰囲気をつくる。
すっきりとしたインテリアに観葉植物を。

・寝室での睡眠中に悪い気の影響をうけないよう、
ドアの対角の位置にベッドを移動。
難しい場合はドアから見えないようにするため、
ついたてやのれんなどでさえぎる


家づくりの際に風水を気にしすぎることは、間取りにも影響を与え家づくりが大変になってしまうかもしれません。
最初から考えすぎても疲れてしまいますよね。

ただ、今回の風水は家づくりの後でも簡単に取り入れることができます。
無理のない範囲で取り入れていくことが一番大切です。

居心地の良い空間をつくり、無理なく「運気アップ」を目指しましょう。



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第12回 坪単価で知っておくべき5つのポイント

家の価格の高低を判断するための基準として『坪単価』があります。
実際、多くの方から坪単価についてご質問をいただきますし、それをもとに価格の高低を判断されている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、事実を申し上げるならば、坪単価というものはほぼ当てになりません。
ですから、今回はその理由についてお伝えしていきたいと思います。

坪単価は、以下の5つの項目によって大きく異なってきます。
つまり今からお話しさせていただく5つの項目がどのようになっているのかで、安くもなれば高くもなるということなんですよね。
では早速、具体的にお伝えしていきましょう。

坪単価に違いを生じさせる1つ目の要因

『家の形状の違い』です。
坪単価というものは、建てる家の形状に大きく左右されます。例えば、延床面積が同じだったとしても、1階が広く2階が小さい家と、1階と2階が同じ広さの家(総二階の家)では全く坪単価が違ってきますし、ましてや平屋ともなれば坪単価はグンとアップすることになります。

ですから、あなたが建てたいと願う家がどんな家なのかを相手に伝えないままで、ただ単に坪単価だけを聞いて判断してしまうと、本当に選ぶべきパートナーを見過ごしてしまうことになりかねないので、その点に注意していただければと思います。

坪単価に違いを生じさせる2つ目の要因

『メーターモジュールと尺モジュールの違い』です。
これは、柱が立つ間隔の差のことです。メーターモジュールでは、1m間隔で柱が立ちますが、尺モジュールでは、91cm間隔で柱が立ちます。
となると、同じ間取りプランを描いたとしても、大きく面積が違ってくることになります。

例えば、縦方向に柱9本、横方向に柱9本となるように総二階の間取りプランを描いたとします。
すると、メーターモジュールの場合は、縦横ともに1m×8区間=8mずつということになり、各階の面積が、それぞれ8m×8m=64㎡ずつということになります。
これに対し、尺モジュールの場合は、縦横ともに91cm×8区画=7.28mずつということになり、各階の面積が、それぞれ7.28m×7.28m=52.99㎡ずつということになります。

となれば、同じ間取りを描いたとしても、64㎡×2―52.99㎡×2=22.02㎡(6.66坪)も面積に差が出ることになります。もちろん、メーターモジュールの方が面積が広い分、少しだけ尺モジュールよりも総額が割高にはなるので、その分を考慮した上で価格比較をしてみたいと思います。

メーターモジュールの家:128㎡(38.72坪)・1800万円
尺モジュールの家:105.98㎡(32.05坪)・1700万円
あくまで参考例ですが、同じ材料を使った時には、おそらくこの程度の差になるのではないでしょうか?

この場合メーターモジュールの方は、1800万円÷38.72坪=46.48万円が坪単価ということになります。
そして尺モジュールの方は、1700万円÷32.05坪=53.04万円が坪単価ということになります。
結果、53.04万円−46.48万円=6.56万円もの坪単価の差が、ただモジュールを変えるだけで出てしまうんですよね。

坪単価の安さを前面に打ち出している会社の多くは、メーターモジュールを採用していると思いますが、ただ坪単価が安いだけで、家そのものが安いかどうかは微妙なところなので、惑わされないように充分に注意していただければと思います。
これが2つ目の要因です。

坪単価に違いを生じさせる3つ目の要因

『延床面積と総施工面積の違い』です。
延床面積とは家の床面積のことであり、これが図面に記載されている面積です。
総施工面積とは、図面に記載している面積に入っていない部分も含めた面積です。
具体的には、玄関ポーチ(外玄関)やベランダ、吹抜け、ロフト、小屋裏収納、ウッドテラス(中庭)といった部分などを含めた面積です。

通常、見積金額の総額を延床面積で割った数字が『坪単価』だと思っている方が多いと思いますが、実は、全ての住宅会社が、この延床面積を基準に坪単価の説明をしてくれているとは限らず、総施工面積で割った数字で説明してくる会社もあるということを覚えておいてください。

確かに家の工事をする時には、こういった所も全て工事をするわけなので、それなりにコストもかかってきますから、それがおかしいというわけでもないのですが・・・
しかし、延床面積で割るのと総施工面積で割るのとでは、全く坪単価が違ってきますね。
例えば、延床面積が30坪、玄関ポーチが1坪、ベランダが2坪、吹抜けが4坪、中庭が3坪あったとしましょう。
そうすると総施工面積は40坪ということになります。

家の総額が1800万円だったとしたら、『延床面積』の場合は坪単価60万円なのに対し、『総施工面積』の場合は坪単価45万円ということになり、坪単価の感じ方は全く違ってきますよね。

しかも、これは先程のモジュールの差以上に、坪単価の差が大きく開くことになりますから、この錯覚にも惑わされないように注意していただければと思います。
『この会社は安い!』と思って、いざ図面を描いてもらい見積りが出てくると、予想していたよりも遥かに高い見積りが出て来てビックリした・・・なんてことになってしまえば、ただ単に無駄な時間を過ごすことになりかねないですね。

坪単価に違いを生じさせる4つ目の要因

『入口価格と出口価格の違い』です。
簡単に申し上げると、一体どこまでの工事の費用が見積もりの中に含まれているのか?これが、住宅会社によって全く違うということです。

家を建てるにあたり、付帯的に必要になってくる工事というものがあります。
例えば、仮設トイレや仮設水道、仮設電気に仮設足場といった仮設工事です。
また、地盤調査費用や、各種保証費用、設計費用・建築確認申請・検査費用もそうですし、家の外部の水道工事(屋外給排水衛生工事)や電気外線の引込工事、照明器具やカーテン、浄化槽工事などもこの付帯工事に含まれます。

表向きの坪単価設定が安い会社や、『本体価格』として家の価格を表示している会社などは、こういった工事を含んでいない場合が多く見受けられます。

実は、付帯工事だけでも平均的に150万円ぐらいはかかりますし、住宅会社によっては200万円以上もの費用を設定している会社もあります。

ですから、こういった費用を見落としたままでプランに進んでしまい、見積もりの時に、あまりの金額の開きに驚かないようにするためにも、安すぎるなと直感的に感じる住宅会社には注意していただければと思います。
(見積書の税抜金額を大きな太字で記載し、税込金額を小さい細字で記載している会社もあり、これだけでも百万円以上価格差があるので、これにも注意してください)

坪単価に違いを生じさせる5つ目の要因

『標準工事とオプション工事の違い』です。
前回お伝えしましたが、家の材料は、見た目は全く同じようでもいくつかのグレードが存在しています。例えば、外壁材の1つであるサイディングをと
っても、4~5段階ものグレードが存在します。
そして、最も高いグレードと最も低いグレードを比較してみた場合、驚くことに100万円以上価格が違ってくることがあります。

また、外壁のみならず、もちろん床材にせよ室内ドアにせよ、サッシにせよ玄関ドアにせよ、キッチンにせよお風呂にせよ、材木にせよ、屋根にせよ、すべての材料にグレードが存在するわけなので、これらのグレードを落とすことで、表面的な価格を安く設定出来るというわけです。

ですから、まずはどんな材料を標準的に使っているのか?を建てている家や建てた家を見せてもらいながら説明してもらうことで、プラン作成に入るまでに明確にしておくことをオススメします。
その材料を使うことを前提として、資金計画で導き出した予算の中でプランを描いてもらわないと、後から予算が狂ってしまいますからね。

blog12-1.jpgいかがでしたか?
『家の形状の違い』から始まり、『モジュールの違い』と『延床と総施工の違い』、そして『入口と出口の違い』と『標準とオプションの違い』、この5つの要因によって、坪単価は大きく違ってくることになります。

ということで、結論を言うと『坪単価』や『本体価格』という表示は、全くあてにならないということなので、見かけの安さに騙されないようにだけ注意していただければと思います。



最後に、、、

これまで12週(3ヶ月)に渡って、家づくりに失敗しないために必要な知識についてお伝えさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

これまでお伝えさせていただいた内容をしっかりとご理解いただければ、きっと家づくりを不安なく楽しみながら進めることが出来るようになるでしょう。

もし、資金計画のことや住宅ローンのことについてや、土地探しのこと、また間取りについてのことなどで、分からないことやもっと詳しく知りたいことがあれば、お気軽にご連絡いただければと思います。

いつでもご相談に乗らせていただきます。

それでは、あなたの家づくりが成功することを心より願っております!

そして、あなたと再びお会い出来ることを楽しみにしております!!

                      (空間×工務店・代表 中澤正利)


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群馬県高崎市の注文住宅・新築戸建てなら工務店の空間×工務店
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TEL:027-384-4670
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第11回 選ぶべきじゃない住宅会社とその理由 ②

年の瀬も押し迫ってきましたが、皆様いかがお過ごしですか?
さて前回は、安すぎる会社や値引きする会社がなぜ危険なのかを職人さんに焦点をあててお伝えしましたが、今回は残りの2つに焦点をあててお伝えしたいと思います。

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では、安売りや値引きが『建築会社の利益』にどのような影響を与えるかについてからお伝えしますね。

一部例外もあるとは思いますが、驚異的に価格が安い住宅会社のほとんどは、前回お伝えした職人さんの手間代がものすごく安いことや、そもそも安い材料を使っていることは当然のことながら、なにより利益設定が低いという特徴を持っています。

つまり、1軒あたりの利益はものすごく少ないのですが、数をこなすことによって 経営を成り立たせている、いわゆる薄利多売ビジネスであるということです。
となると、最も経費がかさむと言われている人件費を削らざるを得なくなり、現場を動かす役割となる現場監督がいなかったり、現場経験が未熟なスタッフが現場を仕切らざるを得なくなってしまいます。
そうなれば、気が付けば全く違う家に仕上がってしまっていた・・・という状況を招くかもしれません。

また、アフターメンテナンスが雑だったり、下手をすると、してくれないことだって考えられます。
そうなれば、もし調子が悪い部分が出たり、壊れてしまった時に、困った状況に陥ってしまいますよね。
 
さらに、そんな経営をしていたら、いつ潰れても決しておかしくありませんから、 もし潰れてしまった時には、そもそもアフターメンテナンスを頼む相手がいなくなってしまうという状況を招いてしまいます・・・。
もちろん、住宅会社は一生懸命仕事をすることは、お伝えするでしょうし、アフターフォローもしっかりとしますと口では言うでしょう・・・しかし、現実はどうでしょうか?
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住宅会社は、あなたに30年以上もの長い期間に渡って『住宅ローン』を組んでいただき、何千万という買い物をしていただくわけです。
ですから、その責任として会社を継続していく責任がありますし、あなたが安心して暮らしていけるようにサポートし続ける義務があります。
そしてそのためには、適正な利益が必要にもなってくるわけであり、真っ当な会社であれば、簡単に値引きしたり、安売りしたりは出来ないはずです。

ですから、目先の安さや値引きの誘惑に騙されて、後々困ったことになってしまった・・なんてことにならないように、安売りしたり、安易に値引きするような住宅会社には、気を付けていただければと思います。

それでは、最後に3つ目の要素である『家の材料代』について、お伝えします。
ここは、今までとは少し違う視点でお伝えさせていただきます。
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家で使用する材料は、見た目は同じようなモノでも、いくつかのグレードが存在します。
例えば、外壁材や床材といった目に見える材料もそうですし、断熱材や材木といった目に見えなくなる材料もそうです。

そして、どのグレードを選択するのかによってけっこう価格は違ってきます。
ですが、それ以上に価格が大きく違ってくる要素となるのが、メーカーさんや取引業者さんからの材料の仕入れ価格です。
この仕入れ価格が安いか高いかは、家づくりの価格に大きな影響を与えます。

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例えば、定価で100万円のお風呂があったとします。
そして、その仕入れの掛け率がA社とB社で15%違うとします。
すると、15万円という高額な費用が、たった一つの商品だけで違ってくるということになります。

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それに加えて、定価で100万円のキッチンの仕入れ価格までも、15%も差があったとしたら・・・。
さらに、水回り商品だけじゃなくその他の材料も、この仕入れ価格が全く違っているとしたら・・・。
そうです。
同じ商品を使ったとしても大きく価格が違ってくることになりますよね。

もしかしたら、あなたはこの違いを多く建てている会社とそうじゃない会社との違いと感じられたかもしれません。
確かに、数の原理は存在しますから、それもあるでしょう。しかし、実際のところは、それだけでもないんですよね。

つまり、建てている数が多いからといって必ずしも仕入れ価格が安いわけでもなければ、建てている数が少ないから必ずしも仕入れ価格が高いわけでもないということなんですよね。

これは、その会社の企業努力によるものですから、一概に言えませんが、"会社対会社"のビジネスも、結局は"人対人"なので、メーカーさんや取引業者さんたちから、『この会社のために力になってあげたい』と思っていただけるような熱意があり誠実な会社であるかどうなのか?が仕入れ価格に大きく影響するということなのですね。
とはいえ、多くの住宅会社がチープな材料を使って価格を下げるのではなく、仕入れコストを下げる努力をすることで、良い材料を使いつつ少しでも安く建てられるように努力しているものの、良い家を建てようと思えば手間がかかるわけですし、アフターメンテナンスサービスもしっかりしていかなければいけないわけですし、そのためには会社を存続させなければいけないわけなのです。
このような背景からやはりそれほど安く建てられるわけではありません。
ということで、住宅会社を選ぶ時は、ただ価格が安いからという理由で選ばないように気を付けていただければと思います。
良い会社には、良い職人さんたちとサポートしてくれるメーカーさんや取引業者さんたちがついているので、そこを見極めていくことが住宅会社選びでは大切だということを覚えておいてくださいね。

では次回は『坪単価の裏話』についてお伝えしたいと思います。
住宅業界には価格表示に基準がないことから、多くの方が勘違いしやすいことですし、間違った知識を付けてしまいがちなので、そうならないように正しい知識を身につけていただければと思います。
それでは次回更新は新年となります、お楽しみに♪

何かとお忙しい時節柄とは思いますが、皆様くれぐれもお体にお気をつけくださいませ。
新年も何卒よろしくお願いいたします。

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第10回 選ぶべきじゃない住宅会社とその理由 ①

前回、
✔資金計画もせずに、いきなり土地を探し出そうとする会社(人)
✔先に土地を不動産屋さんで決めてきてほしいという会社(人)
✔住宅ローンを銀行に丸投げする会社(人)
✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする会社(人)
✔土地が見つかるまでプランを描いてくれない会社(人)
は、選ぶべきじゃないとお伝えしましたが、今回はその理由についてお伝えしていきます。

と言っても、その理由はとっても簡単で、要するに自社の商品である
『家を売ること(=契約を取ること)しか考えてない』
からです。

おそらく、これから家を建てようとお考えのあなたは、30年以上という長期間で"住宅ローン"を組もうと考えていると思いますが、その間は、ただ"住宅ローン"だけを払っていればいいわけではなく、もちろん車を買い替えなければいけないわけですし、子供たちを大学や専門学校に進学させてやりたいと考えていますよね。
また、家族の思い出づくりのために時には旅行に行くことだってありますよね。
さらに、食費や光熱費も子供の成長とともにどんどん増えていくでしょう、携帯代だって余分にかかってくることになりますよね。

ですから、建てた後の暮らしのことを考えた資金計画がとっても大切になってくるわけなのですが、冒頭に例を挙げたような会社(人)は、明らかに資金計画をおろそかにしたままで家づくりを進めていこうとしています。
そうなれば、結果的にあなた自身が無理な住宅ローンを組むことになり、後々苦しい生活を送ることになってしまうんですよね。

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確かに住宅会社は『家を建てるプロ』なのですが、それと同時に、あなたにとっての初めての家づくりを全力でサポートすべき存在でもあるべきです。
そう考えるならば、そして本当に、あなたの将来の幸せを真剣に考えているならば、お金のことや土地のことについてもプロとなるべきなんですよね。
ですから、住宅会社を選ぶ時には、前回お伝えした点に注意しつつ、信頼出来そうな会社(人)にお願いするようにしていただければと思います。

と言っても、"よく足を運んでくれるから熱意がある"という風に勘違いしてしまったり、"ニコニコしていて感じが良いから信頼出来そうだ"という表面的な部分に騙されないようにも、充分に注意してくださいね。

あと、"安さをアピールしてくる会社"や、"やたら値引きをする会社"にも要注意ですよ。あなたにとっては、安いとか値引きをしてくれるということは嬉しいことだと思いますが、なにもないところから造っていく注文住宅では、それが後々あなた自身に跳ね返ってくることになるかもしれませんからね。

ではその理由について、具体的にお伝えしていきましょう。

家の価格は、大きく分けて以下の3つの要素から成り立ちます。
1.職人さんの手間
2.建築会社の利益
3.家の材料代
ですから、家の価格を安くしたり、値引きをするということは、この3つのうちのどれか、あるいは全部を安くするしかないわけなんですよね。
では、それぞれ1つずつ考えていきましょう。

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まずは『職人さんの手間』についてです。
例えば、あなたが○○工務店と契約するにあたり、100万円もの費用を値引きしてもらったとしましょう。(普通ならありえませんが・・・)
そうなれば、その値引きされた100万円は、先程の3つの要素にそれぞれ負担がのしかかることになります。
では、職人さんにのしかかった場合どうなるでしょうか?

例えば、1日の手間代が15,000円の大工さんが、90日かけて建てる予定のお家であれば、大工さんに支払う手間代は135万円ということになりますよね。
そして、仮にその手間代を工務店側から27万円値引き要求されたとしたら、大工さんは108万円で仕上げなければならなくなります。

そうなれば、大工さんの1日の手間代は12,000円となり、1ヶ月で25日働くとしたら、月間で75,000円も手取りが減ってしまうことになるんですよね。

もし、あなたがこの大工さんの奥さんならどう思います?
月の給料が75,000円も減ってしまえば、生活がキツくなりますよね・・・
となれば、この大工さん給料が減らないように仕事するようになりますね。
つまり、108万円で仕上げなければいけない家で、
15,000円の手間代をもらおうと思うなら、90日かけて仕上げる予定だった家を、わずか72日で仕上げようとするわけです。
これがどういうことなのか・・ご想像していただければお分かりになりますよね?

そうです。
ご想像いただいた通り、もしかしたら早く終わらせようと雑な工事になるかもしれないですし、もしかしたら朝早くから夜遅くまで仕事をして近所からクレームの声が上がってきてしまうかもしれません・・・

必ずしもこうなるわけではありませんが、要するにせっかく高いお金を出してローンまで組んで建てたのに、最終的に自分に跳ね返ってきてしまうかもしれないということなんですよね。
そんなの絶対嫌ですよね・・・

ですから、安さを売りにしている会社や簡単に値引きをしてくる会社は選ばないように気を付けていただければと思います。
それでは次回は、残りの2つの要素についてお伝えしていきます。
ので、お楽しみに♪
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