第35回「群馬の家の防犯対策」
皆様、こんにちは。
特に都市部など人口の多い場所では、住宅への不法侵入や空き巣被害が増加していると言われています。群馬県は比較的のどかな地域ですが、一戸建て住宅が多いため、しっかりとした防犯対策を行うことが大切です。今回は、群馬の住宅に適した防犯対策についてご紹介します。
1. 侵入防止の基本原則
泥棒は必ずと言っていいほど下見をするため、「狙わせない」「侵入させない」ための4原則を押さえておくことが重要です。
1.目(人の目につく環境を作る)
2.光(明るく照らし、不審者を目立たせる)
3.音(警報音や防犯砂利で威嚇する)
4.時間(侵入に5分以上かかるようにする)
泥棒の多くは、5分以上侵入に時間がかかると約7割が諦めると言われています。これらを意識した対策が、防犯の大きな鍵となります。
2. 侵入者が嫌がる環境をつくる
•庭の整備:植木や塀が生い茂ると死角ができ、不審者が隠れやすくなります。見通しの良いフェンスを設置しましょう。
•防犯砂利の活用:踏むと音が鳴る防犯砂利を敷くことで、不審者が警戒します。
•センサーライトの設置:夜間の侵入を防ぐため、人感センサー付きのライトを玄関や庭に設置すると効果的です。
3. 窓と玄関の防犯を強化
侵入窃盗の手口として多いのが「窓」や「玄関」からの侵入です。
•窓の防犯対策
○サッシの枠に補助鍵を取り付け、二重ロックにする。
○窓ガラスに防犯フィルムを貼り、割れにくくする。
○防犯ガラスを採用し、ガラスを割っての侵入を防ぐ。
○シャッターや雨戸を活用し、物理的に侵入を防ぐ。
•玄関の防犯対策
○ピッキングに強いディンプルキーや電子錠を採用する。
○二重ロックを設置し、開錠に時間がかかるようにする。
○見通しの良い玄関周りを維持し、不審者が隠れられない環境を作る。
4. 家を建てる前から防犯を意識する
防犯対策は家を建てた後に追加することも可能ですが、最初から考慮しておくとより効果的です。
•土地選び:公園の近くや袋小路など、死角が多い場所は注意。
•窓の配置:侵入しやすい場所に窓を設置しないように計画する。
•フェンスの選択:格子が細かく縦に走っているものを選ぶと、よじ登りにくくなります。
5. スマート防犯の導入
近年では、スマートホーム技術を活用した防犯対策も増えています。
•防犯カメラ:スマホでリアルタイム監視ができる防犯カメラを設置。
•スマートロック:遠隔操作が可能な鍵を導入し、不在時でも安全管理。
•警報システム:異常を検知するとアラームが鳴るシステムを導入。
群馬で安心して暮らすためには、住宅の防犯対策をしっかりと行うことが大切です。「侵入しにくい環境をつくる」「窓や玄関の強化」「地域のつながりを活用」「最新の防犯技術を導入する」など、できることから始めてみましょう。少しの工夫で、家族の安全を守ることができます。
当社では、住宅の設計段階から防犯対策を考慮したプランをご提案しています。安心して暮らせる住まいづくりについて、お気軽にご相談ください。